干し柿
そのままでは食べられない渋柿も干すことで、渋がぬけて甘くおいしい干し柿になります。
昔は、渋柿を竿ではさんで取り、家族全員で手分けして、へたの処理、皮むき、紐につるす作業を、語らいながら夜なべして行っていました。
柿を干して、ある程度乾いてきたら、柔らかくなるようにもみます。水分が程よく抜けたやわらかい干し柿を、子どもたちはおやつとして食べていました。
乾燥が進んで、黒くなってきたら、箱にワラをしいて保存すると白い粉がふいてきます。これは果糖やブドウ糖が結晶化したもので、甘い干し柿の証拠です。保存が利くので、来客のお茶うけや子どものおやつに重宝しました。
材料(1人分)
西条柿 |
紐 |
作り方
- 西条柿はへたを残し、皮をきれいにむき、ひとつずつ紐につるす。
- 涼しい場所に「1」をつるし、乾くまで干しておく。
- 乾燥しだしたら、時々もみほぐす。