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宗郷谷 -里山の自然-


 現在の宗郷町の大部分は、江戸時代の中頃、田野浦新開として開拓されたところです。

 近年は宅地化が進み、水田が広がっていた当時の面影は少なくなりました。

 ここ宗郷谷は平家の落人が葉田(現在の登町・沖浦町)から下りて移り住み、銅の採掘で生活を始めた所と伝わり、里山の風景や歴史的な史跡が残されています。


ようこそ 三原 宗郷谷(そうごうだに)へ

○里山の自然とは

里山は、原生の自然ではありません。
 日本列島で人が自然とかかわりながら数千年にわたり育て維持してきた自然です。
 今全滅が危惧されている生き物の多くがこのような里山に生息しているといわれています。
 1960年代、暮らしの燃料がマキからガス・石油へと変わるなかで、里山も忘れられてきました。
 大量生産・大量消費・大量廃棄により人類の生存を脅かすほど地球環境が悪化している今、かつて資源が循環的に利用されてきた里山の自然に学び、持続可能な地域づくりを進めましょう。
 遊歩道や遊歩道道沿いの植物は、宗郷みどり夢の回の皆さんによって整備・保護されています。
 植物の採取はできません。
【注意】
 遊歩道は山道です。長袖・長ズボン・滑りにくい靴・帽子を着用し、ハチの安全対策のため黒い服装は避けましょう。


マムシグサ

季節を変えて観察してみよう。
マムシグサの仲間は毒があるので注意!


ケヤキ 欅、槻(ニレ科)

 ケヤキが育つ環境は、日光のあたりがよく水脈もあり、人にとっては住みやすいところといわれています。
このケヤキは、何度も伐採されたのでしょう。株立ちになっています。
 この谷でよく見られるコナラやアベマキは幹を切っても切り株からすぐに芽吹いて、30年も経てば元の太さになります。これを萌芽更新といい、この性質が、薪炭林や農用林としての持続的な利用を加納にしました。



ヤブニッケイ

常緑高木。暖かい地方の海岸近く山に生え、高さ10〜20メートルになる。葉の長さ6〜12センチの長楕円形で先はとがる。革質で表面は光沢があり、3脈が目立つ。6〜7月に、葉腋に散形花序をだし、淡黄色の小さな花をまばらにつける。種子から香油をとり、葉や樹皮は薬用にする。葉は、月桂樹の代用としても使われる。胸高幹囲が、1.54メートルあり、ニッケイのなかまでは県内で最大級である。


もうひとつの宗郷谷 〜鉱山道(白萩渓谷)

宗郷谷の西側に白萩川というきれいな川の流れるもうひとつの谷があります。
 ここはかつて鉱山(神武鉱山・瀧鶴鉱山)があった谷で銅や蛍石などを産出しました。1964年落盤事故で閉山しましたが、日露戦争の頃の採掘量は銅・蛍石とも年5万貫(187t)と記録されています。

蛍石-ほたるいし- 化学式 CaF2 色は無職・緑・紫・ピンク色などで、ガラス光沢があり、紫外線を当てると蛍光をはっするものがある。熱に弱く炎にかざすと光り融けてしまう。鉄の精錬や光学ガラス、フッ素の原料などにひろく利用される。


地質

宗郷付近の地質は熱変成作用を受けた古生層の花崗岩の上に残っているものです。
 ここの鉱床はグライゼンと呼ばれる高温型硬化作用をうけた蛍石せん長岩中にタングステンがあります。古生層のスカルン帯(火成岩と石灰岩の接触帯)には蛍石・ざくろ石・灰鉄輝石・透輝石、陽輝石・石英などがあり、鉱物の観察によいところです。


〒723-0011 広島県三原市東町3丁目5-1


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